PAGE TOP

NOTE

魚オタnote

ウオオタクが本気で検証!魚のあれこれ

  1. もうジャリってしたくない!失敗しないアサリの砂抜き方法

もうジャリってしたくない!失敗しないアサリの砂抜き方法

こんにちは!魚オタの糸井です。

 

みなさんは「潮干狩り」行きますか~?

食オタノートの編集会議でも
アサリについて、意見が。

 

「失敗しない砂抜き方法って知りたいよね」

 

うん、確かに!

これは魚オタの出番ですね~!

 

というわけで!

アサリの砂抜きはどうするのがいい?
を徹底調査してみましたー!

 

 

 

アサリの砂抜き方法[基本]

 

なぜ砂が入っているの?


そもそもアサリの中には
なぜ砂が入っているんでしょう?

その理由は、アサリの生態にあります!

あさり(浅利)とは?

浅瀬の砂の上で生息している貝です。

何を食べているかというと、海の中のプランクトン。「水管」と呼ばれる器官を外に出して、海水と一緒に砂なども吸い込んで食べています。

「水管」には吐き出す機能もあり、吸い込んだ海水や砂を出しますが、砂の一部は中に残ったままに…。

というわけなんですね!

だから、砂が残っているんだ!!

 

ちなみに、「水管」はこれ。↓

ひえーー!
ちょっとコワい…!

 

市販のアサリで「砂抜き済」と
なっていても、砂は残っています。

だから、砂抜きは必ずしましょう~。

 

 

基本の砂抜き方法


まずは、基本のアサリの砂抜き方法
よく言われているのはこんな感じ。↓

■3パーセントの塩水に浸ける

■冷暗所に5~6時間おく

 

「3%」は、海水の塩分濃度ですね。

海と似た環境を作って
アサリに砂を吐かせるってわけです!

 

大さじ1の塩は約5g。

これを知っておくと
3パーセント塩水も作りやすい!

ポイントは、アサリを浸ける前に
塩はしっかり混ぜて溶かすこと。

 

水の量は、こんな感じ↓
アサリが少し顔を出すくらい。

 

これで冷暗所で5~6時間おけば、
ほぼ砂は抜けます。

 

でも…

 

わざわざ暗くしないとダメ?
低温にしないとダメ?

めんどくさいわ~。

 

うんうん、わかる!!

暗い方が本当にいいのか?
温度が低い方が本当にいいのか??

 

実験行ってみましょう~!!

 

 

【比較実験】ベストな砂抜き方法は?


どうやったらよく砂を吐いてくれるか、
条件を変えて実験してみます!

 

実験1

環境(明るさ・温度)比較実験


まずは、アサリの砂抜きに適した
「環境」を比較してみます!

 

●本当に暗い方が良いのか?
●温度が低い方が良いのか?

「明るさ」と「温度」を検証。

 

比較する環境のはこの4つ。

A 常温・明るい

B 常温・暗い

C 冷蔵庫・明るい

D 冷蔵庫・暗い

 

準備

バットに同量のアサリを準備します。
全て、3パーセントの塩水を使用。

 

BDはアルミホイルをかぶせて、
暗い状態を作りました。

ACはラップをして明るい状態で実験。

 

常温のものは、キッチンに。
温度は21.1度。

 

冷蔵庫は4.1度。

 

これで6時間置いておきます!
さてどんな結果になるでしょうか!?

 

 

途中経過

キッチンに置いておいたアサリ、
周りが水浸しに!!

 

観察中もアサリは
勢いよく水を吐き出してました!

 

 

砂抜き完了

さて、6時間後。砂抜き完了。

なんだかいろいろ水に浮かんでる…?

砂もちゃんと吐き出してくれたかな!?

 

このままだと比較しにくいので、
コップに出してみました。

こうして見ると、
だいぶ水が汚れているな~。

 

ただ、水を比較しても
砂抜きできたかどうかがわからない…。

実食して比較することにします!

 

 

実食して比較

食べてみて、砂が残っていた個数を
調査してみます!

 

アサリと言えば酒蒸し♪

お酒をふって、せいろに投入~!

待つこと5分。

蓋を開けると、
あぁ~磯のいい香り!

おっと!
香りに浸っている場合じゃありません!

 

砂が残ってないか、食べて調査!!!

 

結果は…

実食調査結果

A 常温・明 12個中2個に砂あり
B 常温・暗 12個中に2個砂あり
C 冷蔵庫・明 12個中に1個砂あり
D 冷蔵庫・暗 砂なし

 

なんと!
「D冷蔵庫・暗」は
パーフェクトに砂抜き出来ていました!!

他はわずかに砂が残っているものが…。

 

砂抜きをするには、

●暗くすること
●冷蔵庫に入れておくこと

が大事なんですね!

 

 

実験2

塩の種類で比較実験


ところで、使う塩って影響あるのかな?

ふっと沸いたこの疑問。
疑問に感じたら、調べるのが食オタ!

 

今度は、アサリの砂抜きに適した
「塩の種類」を比較!

 

●塩はどんな種類でもいいの?
●そもそも塩はいるの?

を調べてみます!

 

比較するのはこの4つ。

A 海塩

B 岩塩

C 精製塩

D 真水(塩なし)

 

準備

さきほどの実験1で使ったのは
こちらの国内製造の海塩。

今回の実験2では
海外の海塩をチョイス。

 

向かって左から↓
A海塩(海外)、B岩塩、C精製塩

 

環境は実験1で最も良い結果だった
「冷蔵庫」「暗い」に揃えて調べます!

 

塩分濃度はいずれも
3パーセントを用意。

真水も用意して4つのバットをセット。

 

ここにアサリ投入!

 

アルミホイルをかぶせて…

 

冷蔵庫へ!

これで6時間置きます。

差が出てくれるといいんだけどな。
(ドキドキ)

 

 

砂抜き完了

冷蔵庫から取り出して
アルミホイルをオープン!


おや?!
明らかに真水だけ様子が違う!

水管が出ている貝が全然ない~!!
(真水のアサリ=写真左下)

 

死んじゃったかな…(不安)

 

 

水をコップに取り出してみました。

うーん、やっぱり真水だけ
吐き出されたものが少ない。

 

じゃあ、実際はどうなのか、
食べて比較します。

 

 

実食して比較

今回も、せいろ蒸し5分。

 

食べ比べてみた結果…

実食調査結果

A 海塩 砂なし
B 岩塩 砂なし
C 精製塩 15個中に2個砂あり
D 真水(塩なし) 15個中に1個砂あり

 

海塩(海外)と岩塩は
砂抜きパーフェクト!

心配していた真水は、
意外と砂ありが少なかったです。

もっと砂が残ってるかと思ったのに。

 

そして、精製塩って
塩だけど砂抜きにむいてない…??

 

言い切っていいかはわかりませんが、
今回の実験だけ見ると…

●使うなら海塩・岩塩がオススメ!

 

 

砂抜きの時短方法を検証!

 

ところで…。

砂抜き6時間って長くない…?
もっと早く砂抜きってできないの!?

 

そんなせっかちさんのために、
50度(塩なし)のお湯で
砂抜きする方法もあるようです。

 

実験3

お湯で時短砂抜きはできるか?


●本当にお湯で砂抜き可能か
●何分待てばOKか
を調べます!

 

この3つの時間で比較してみます。

・ 5分

・ 10分

・ 15分

温度は「50℃」で統一します。

 

 

準備

まずは50度のお湯を用意。

 

アサリを投入。
5分、10分、15分待って…

それぞれの砂抜き具合を
食べ比べてみます!

 

砂抜き完了

砂抜きに使ったお湯を
取り出して比較。

あんまり汚れてない…。

うーん、大丈夫か!?

 

実食して比較

おいしいとはいえ、
酒蒸しにちょっと飽きてきた私。

そこで、今回は
春キャベツと一緒に蒸し焼きに♪

ニンニクも使って香り良く!

 

さて結果は…!?

実食調査結果

5分 12個中に2個砂あり
10分 12個中に2個砂あり
15分 砂なし

※すべて50℃のお湯で途中お湯の入れ替えは無し
※塩は不使用

 

15分はパーフェクトに砂抜きできた!

そうか、お湯なら
15分で砂抜きできるのか!!!

 

急いでアサリの砂抜きをしたいときは
●50度のお湯に15分浸ける
方法が使えますね!

 

でも、これは私の主観ですが、
お湯で砂抜きしたものは、
うまみも抜けてしまったような…。

あくまで主観ですが。

 

 

まとめ

 

今回の3つの実験結果は以下の通り。

 

 

 

これらの結果を踏まえると、
一番いい砂抜きの方法は、

ベストな砂抜き方法

●冷蔵庫に入れる

●暗くする

●使う塩は海塩 or 岩塩

●6時間ほどおく

となりました!

 

そして、どうしても時間がない時は、

●50度のお湯を用意

●15分おく

でもOK!

 

これからのアサリの季節。
ぜひ参考にしてみて下さい♪

 


 

今回たくさんアサリを食べましたが、
改めてアサリって美味しい!と実感。

 

でも最近は、潮干狩りに行っても
昔に比べてあまり獲れなかったり…。

乱獲やら埋め立てやら温暖化やらで、
近年、アサリの生息できる砂浜も
どんどん減っているようです。

 

こんな美味しいアサリが
食べれなくなったら嫌だな~。

アサリは、春がおいしい季節。

失敗しない砂抜き方法で、
旬の味を楽しんでくださいね♪

 

それでは次回の食オタノートも
お楽しみに!!

 

 

 

 

©VACAVO inc.(株式会社ヴァカボ) 当サイト内の文章・画像等の内容の無断使用・無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください。

 

 

 

フードメッセンジャー:糸井 朱里(いといあかり)

出版社と食品企画会社勤務経験をいかし、食にまつわる情報発信や料理家さんたちのPRサポートをしています。

お肉、お魚、パン、幼児食、お菓子

RANKING

1

生ウコンの食べ方&飲み方〜野菜オタク的ウコン…

1160

2

マグロ刺身を長持ちさせるには?!保存方法を実…

1005

3

魚のアラは最強出汁!魚は丸ごと買ってだしを取…

983

4

野菜で布を染めてみよう!野菜染め研究

923

5

もやしをお家で育ててみよう!

516

6

肉オタが選ぶ!いちばん簡単な筋切り&すじ取り…

308

7

野菜で絵の具を作ってみよう!

296

8

ブドウはどの部分が甘い粒?追熟する?糖度実験…

289

9

うがい薬で実験!ビタミンCが多い野菜を調べて…

284

10

これって野菜?果物?!分類や違いをモヤモヤ整…

273

11

【夏休み自由研究】野菜のDNAを取り出してみ…

272

12

野菜色素の不思議な力〜アントシアニン酸性アル…

250

13

鶏むね肉を柔らかくする方法!いろんな材料で漬…

243

14

カラフル人参大解剖!!生食だけじゃもったいな…

239

15

大根パワー実証実験!大根おろしは胃もたれに効…

233

16

野菜で紙を作ってみよう!

205

17

里芋はなぜネバネバする?ネバネバの正体とは

200

18

赤い野菜をもっと鮮やかに!華やか料理への活用…

194

19

片栗粉を作ってジャガイモでんぷん量の比較実験…

192

20

黒穂菌?謎の菌菜「マコモダケ」にせまる!収穫…

188

WRITERフードメッセンジャー紹介

RANKINGランキング