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  1. 夏野菜の王様「モロヘイヤ」で夏バテ防止に

夏野菜の王様「モロヘイヤ」で夏バテ防止に

栄養豊富な野菜、モロヘイヤを食べよう!

 

最近はスーパーの店頭で手に入るようになったモロヘイヤは、夏が旬の野菜です。

 

モロヘイヤは、野菜の王様と呼ばれる野菜の中でもトップクラスの栄養価の高さと胃腸が弱くなる夏の季節に胃を保護してくれる効果をもつ栄養成分が含まれ、夏バテ予防にピッタリの食材です。是非、おいしく食べて夏を乗り切りましょう。

 

 

 

モロヘイヤってどんな野菜?

モロヘイヤは1980年以降に普及した比較的新しい食材のひとつです。

エジプト原産の野菜で、「モロヘイヤ」はアラブ語で「王様の食べる野菜」という意味です。古代エジプトの王様がモロヘイヤのスープを飲んだら病が治ったのが由来になっています。

モロヘイヤには毒があると話題になったことがありますが、毒があるのは種子の部分で、市販されているモロヘイヤの茎と葉の部分は安全に食べることができます。

家庭菜園で収穫する際は、安全のため葉のみを食すようにして、茎は食べない方が良いとされています。

 

 

モロヘイヤの栄養価の高さで目立つのは、まずビタミン群が豊富に含まれていることですが、特に栄養価の高いビタミンAが野菜の中でもトップクラスの含有量です。

ビタミンAがβカロテンとして100gあたり10,000μgと、これは同じ葉物野菜でほうれん草の2.4倍、小松菜の3.2倍の含有量になります。βカロテン(ビタミンA)は、眼の機能を正常に保ち、夜盲症(とりめ)を予防してくれる効果があります。

βカロテンは、体内で必要な量だけがビタミンAに変換され、残りはリコピン、ルテイン等と共に、体内の活性酸素を除去し(抗酸化作用)、免疫力を高める(免疫賦活作用)効果があります。

ビタミンB2の含有量の多さもモロヘイヤの特徴で、栄養素が多いほうれん草の約2倍含まれています。ビタミンB2が不足すると、体に脂肪が貯まりやすくなるので、肉をよく食べる人や太り気味の人は、ぜひ摂ってもらいたいビタミンです。

 

 

 

ビタミンAは脂溶性ビタミンのため、茹でても栄養価が失われにくく、炒めて油と一緒に食べると身体に吸収されやすいという特徴があります。

モロヘイヤは少しアクが強い野菜なので、ほうれん草のように塩をひとつまみ入れた沸騰したお湯で茹でてアクを抜いて使うと食べやすくなります。

 

 

 

また、カルシウムが多い野菜として有名な小松菜ですが、モロヘイヤは小松菜の1.5倍のカルシウムが含まれており、ほうれん草の5倍以上のカルシウム量になります。モロヘイヤはカルシウムも豊富に含まれているので、カルシウム不足になりやすい日本人にぴったりの食材です。

葉酸と鉄分も豊富なので、妊婦さんの栄養補給にもおすすめです。

 

 

モロヘイヤの詳しい情報はこちら≫

 

 


 

 

モロヘイヤの保存方法

モロヘイヤは非常に乾燥しやすい葉物野菜で日持ちがしないため、保存する場合は水でぬらしたキッチンペーパーを巻いてからポリ袋に入れ、野菜室に入れて2〜3日で使い切るようにします。

 

買ってからしばらく使う予定がない場合は、最初にアク抜きをして、ざるにあげたモロヘイヤの水気を絞ってから食べやすい大きさに切り、冷凍保存をした方が美味しく食べられます。フリーザーバックなどに入れ、1ヶ月程度を目安に使い切って下さい。

アク抜きしてから包丁で切るとネバネバが残りやすくなります。

 

 

 

モロヘイヤの茹で方

モロヘイヤは茎がかたく、葉が柔らかいので、茹でる時は茎と葉を別々にして茹で時間に差をつけます。

最初にモロヘイヤを流水で洗い、葉がついている部分を茎からちぎって葉と茎を分けていきます。

葉と茎が別々になったら茎の半分から下の部分を切り落とし、上の部分のみを食べるようにします。(下の部分は固くなければ食べられますが、根元に近ければ近い程、すじがあり、食べづらくなっています。かたい部分は包丁を入れると切りにくい部分なので、包丁ですんなり切れる部分は柔らかく食べやすいところになります)

 

 

 

大きめの鍋に水をはり、沸騰するまで火にかけます。鍋に塩をひとつまみ入れて、最初は茎を入れて40秒茹でます。その後、鍋に葉を追加して20秒茹で、茎を1分、葉を20秒茹でられたらザルにあげ、水をはったボウルに入れて、水気をしぼります。

茹でるというよりも、湯通しする程度の時間でアクを抜くことができます。

 

 

 

 

モロヘイヤの美味しい食べ方

モロヘイヤは刻んでネバネバの食感を楽しむ食べ方と、葉物野菜として料理に使うレシピがあります。

 

 

 

まず、ネバネバを楽しむ食べ方は、アクを抜いたモロヘイヤの葉を細かく刻んだものを使います。

素麺や蕎麦など、夏の麺類に入れてネバネバを加えて楽しむ食べ方や、豆腐や納豆に入れるなど、オクラと同じような用途で栄養素を手軽に加えることができます。

 

 

 

また、葉物野菜として料理に使う場合は、いつもならほうれん草や小松菜などで作っている料理に同じように使えます。

スープに入れたり、炒めたり、お浸しにしたりして、モロヘイヤをたっぷり食べるレシピで豊富なビタミンを補給することができます。全体的に栄養価が高い野菜ですが、くせも少ないので、比較的どんなレシピにも使いやすいです。

 

 

 

 

栄養価が高くておいしいモロヘイヤで、是非夏バテを予防して暑い夏を乗り切ってください。暑くて食欲がない日には、薬味として使うのもおすすめです。

モロヘイヤは葉が乾燥しやすく、日持ちがしない野菜なので、買ったらすぐに茹でてアクを抜き、冷凍庫に常備しておくのが使いやすいかもしれません。

ネバネバ成分のムチンは、食欲不振になった時や体調が悪く胃の調子がすぐれない時にもおかゆに入れて食べると胃の修復を助けてくれ効果があります。

 

≫ モロヘイヤについてもっと見る

 

 

フードメッセンジャー:サンロクゴ マーケット(さんろくごまーけっと)

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