健康
斉藤完一さんの『たがやす倶楽部』
土・堆肥にこだわり野菜本来のパワーを引き出す農法
2015年11月24日。千葉県山武市の農家、『たがやす倶楽部』斉藤完一さんの野菜収穫におじゃましました。
当コラムは365マーケットスタッフのジュンがお届けします。
斉藤完一さんは、20年以上前から化学肥料や農薬に頼らない「たがやす農法」で野菜を育てている農家さんです。
「安心して安全な野菜を食べてほしい」という信念から有機農法での野菜作りをスタート。
化学肥料・農薬を使わないだけではなく、農業資材・機械もできるだけ使わないようにしているので、環境・土に与える負荷も最小限。より自然に近い環境を作ることで、野菜が本来持っているパワーを引き出し、美味しい野菜が育つんですね。
収穫したばかりのにんじん・かぶを畑で食べさせてもらいました。
正直なところ「土がついたまんまだあ」と、ちゅうちょしましたが食べてみると・・・
まず最初に思ったのが「土が土くさくない」でした。不思議です。今までの経験上、土が少しだけ口に入ってしまった時に感じていた土のにおい(ちょっと嫌な感じ)がしませんでした。そのため野菜の香り・味がダイレクトに伝わってきます。
野菜の味で驚いたのは、清涼感。もちろん、ものすごく甘くてジューシーなんですが、それ以上に感じたのは「すっきり」していることです。さわやかなミントのような清涼感が口の中に広がります。初体験です。
斉藤完一さんが、有機農法をスタートした20年前は、現在のような有機農業を行う農家さんも少なく、困難なことも多かったそうです。そんな苦労の連続の中でも、食べる人の喜びと健康のことだけを思って野菜を育て続けています。
私が今回食べた「野菜」は、斉藤完一さんが20年かけて大切に育てた土が与えてくれた、自然のパワーがつまった「野菜」でした。
あらためて、自然本来の力の偉大さを感じずにはいられません。
今回のレポートもそろそろ終盤。
私が一番印象的に感じたのは、斉藤完一さんの表情です。生き生きしてると思いませんか?
信念を持って農作業に取り組む斉藤さんの姿はカッコいいです!
「美味しいです」「新鮮です」「安全です」の宣伝文句より、生産者の方を良く知っていただくことが一番大切だなあと、斉藤完一さんにお会いしてあらためて感じました。
私のつたない説明では、野菜の美味しさは伝わらないかもしれませんが、
こだわりの野菜を育てている、斉藤完一さんの魅力が少しでも伝わったらうれしいです。
当コラムは以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
フードメッセンジャー:サンロクゴ マーケット(さんろくごまーけっと)
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