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野菜健康生活情報
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夏野菜をもっとおいしく!夏野菜の選び方
新鮮な夏野菜で、暑い夏時期を乗り切ろう!
暑くて食欲が落ちてしまう夏は、栄養が偏りがちです。
ついつい素麺や冷たい麺類だけで済ませてしまいがちな夏の食卓ですが、暑くて日差しが強い季節だからこそ、夏野菜は心強い味方になります。
■夏野菜の持つ効果
夏野菜には水分やカリウムを豊富に含んでいるものが多いので、身体にこもった熱を身体 の中から冷やしてくれる効果があります。
夏野菜を食べるだけで涼しくなれるので、暑くて食欲が落ちている時にはぴったりの食材です。よく、「夏野菜は冬に食べない方が良い」と言われるのは、夏野菜が持つ身体を冷やす効果に由来しています。
また、夏野菜のビタミンカラーには食欲を増進してくれる効果もあります。
食欲が減って食べなくなってしまうと夏バテの原因になるので、うまく夏野菜を取り入れて夏バテを防止するのが良いでしょう。
夏野菜は生のまま食べられる野菜が多いので、ビタミンCなどの水溶性ビタミンをとるのに適しています。ビタミンCはシミ・そばかすを防ぐ栄養素です。夏は日差しが強く、肌へのダメージも気になる季節ですので、夏野菜を食べていれば肌を守ることにもつながります。
選び方のコツとポイントは、色ツヤとヘタ部分
■夏の味覚「とうもろこし」の選び方
初夏になると店頭に出回る「とうもろこし」は疲労回復に効果のあるビタミンB1やカリウムを多く含みます。
皮付きの場合、皮は緑が濃く、熟すのにつれてひげが濃くなるので、ひげが茶色いものほど完熟しています。
また、ひげは1本ずつ粒とつながっているため、ひげの多いものを選ぶとそれだけ粒の多いとうもろこしということになります。実が先までぎっしりと詰まっておりすき間のないもの、粒が大きくふっくらしていてそろっているものが良品です。
買ってきたらすぐに加熱しないと甘味が落ちやすいので、なるべく早く加熱調理して食べるのが美味しく食べるコツです。
■春から夏がおいしい「ピーマン」の選び方
初夏から夏が旬の「ピーマン」。
最近は年中店頭に並んでいますが、夏野菜のひとつです。
苦味がある野菜なので、子どもにとっては食べづらい野菜の代表かもしれませんが、最近は品種改良で苦味の少ないピーマンの種類も増えました。
ピーマンは、鮮度が落ちるほどに苦みが出てくる特徴があり、種の部分から腐っていきます。
鮮度の高いものを見極めるポイントは、ヘタの色に注目しましょう。鮮やかな緑色のヘタかどうか、切り口が黒っぽく変色しておらずみずみずしい状態かなどで判断すると良いです。他にも、表面の部分にツヤとハリがあり、肉厚なピーマンがおすすめです。
緑のピーマンが熟すと黄色ピーマン、完熟すると赤ピーマンになります。栄養価は赤ピーマンの方がβカロテンの量が増えますが、全てβカロテン、ビタミンC、ビタミンEが豊富です。
加熱すると壊れてしまうビタミンCも、ピーマンに含まれるものは壊れにくいため加熱調理に向いています。これは一緒に含まれるビタミンPの効果だと言われています。ピーマンには夏風邪や貧血、高血圧を防ぐ効果がありますので、積極的に取り入れたい野菜のひとつです。
■赤くなると医者が青くなると言われる「トマト」の選び方
スーパーの店頭で年中買うことができるトマトも、旬は夏。夏野菜のひとつです。
栄養価が高くおいしいトマトは、見た目は真っ赤で熟しているものです。その皮の色にはムラがなくツヤツヤとハリもあります。ヘタの部分は濃い緑色で新鮮なものが良いです。持った時に、重く感じるものを選びましょう。
トマトは栄養価が高い野菜として有名ですが、最近は糖度が高いトマトや、加熱調理に適したトマトなど、様々なトマトが手に入るようになりました。
トマトの赤い色は栄養成分リコピンによるものですが、このリコピンの抗酸化作用は髪を美しく保ち、皮膚や目の健康を守る働きがあります。また、食べごたえがあり旨味成分も多いため、様々な料理で使い勝手が良い野菜です。カロリーも低く、女性にとっては強い味方になります。
■栄養価よりも水分を味わう「きゅうり」の選び方
きゅうりは、夏野菜の代表で95%が水分というみずみずしさを味わうための野菜です。
色は濃くハリのあるきゅうりがおすすめです。形は多少曲がっているものでも問題ありませんが、全体的に太さは均一、両端の固いきゅうりが良いとされています。
最近ではイボの無い品種もありますが、イボがあるものはイボがとがっているものが新鮮な証拠です。
水分が多く、微量なミネラルを含んでいるので、熱中症の予防などに効果があります。
食卓に緑の彩りを添えたり、口の中をさっぱりさせたい時に活躍する野菜です。
■加熱と油調理に向く「なす」の選び方
煮ても焼いても揚げても美味しい夏の味覚「なす」。
加熱するとなめらかになり、油との相性が良い野菜です。
ガクの部分にあるトゲがよりとがっているなすほど新鮮です。
皮の部分の色は濃く、ツヤやハリのある表面がなめらかなものを選びましょう。
きゅうりほどではないものの、なすも水分が多い野菜。持った時に重みのあるものがおすすめです。
なすはビタミン類よりも水分が多い野菜ですが、皮の紫色は「ナスニン」というポリフェノールの1種が含まれています。
ナスニンは眼精疲労、高血圧を予防するポリフェノールで、なすの皮にしか含まれない成分です。調理をする際は、なるべく皮ごと食べられるようにしましょう。
■夏野菜で快適な夏に
暑いからこそ、夏野菜を積極的にとることが身体にとっていいことがたくさんあります。
日差しに負けない肌を作ったり、暑さに負けない身体を作ったり、夏風邪を防いだりと、夏野菜の持つ効果は夏の熱さに向いているものばかりです。
夏野菜をうまく取り入れて暑さと上手に付き合って、夏バテのない楽しい夏を過ごしましょう。
フードメッセンジャー:サンロクゴ マーケット(さんろくごまーけっと)
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