DICTIONARY
野菜辞典
野菜オタク監修野菜辞典
ケール <野菜オタク> 野菜辞典 vol.15
ケール
植物学上の分類 | アブラナ科 |
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旬 | 年中 |
用途 | 青汁、スムージー、ソテー、揚げ物 |
保存 | ポリ袋に包んで冷蔵庫の野菜室で保存 |
栄養・機能 | 食物繊維、ビタミン類、カルシウムなどが豊富に含まれ「緑黄色野菜の王様」と呼ばれる 生活習慣病などに有効とされる抗酸化、また美容効果などが期待される |
野菜ソムリエの生活豆知識
ケールは、地中海沿岸原産のアブラナ科の葉物野菜。 別名、ハゴロモカンラン(羽衣甘藍)。
体に良いとされる栄養素が非常に豊富に含まれていることから 「緑黄色野菜の王様」と呼ばれています。
一年中栽培でき、生命力の高い野菜です。
冬のキャベツが甘いように、冬のケールは甘く感じられます。
夏ケールは苦みが強い傾向にあります。
ケールと言えば、青汁!
ケールは青汁の原料として有名です。
ご家庭でももちろん、低速ジューサーなどでケールの生葉を絞って、青汁も作れます!
スムージーに混ぜるのも定番。
また、炒め物やスープに入れたりして、豊富な栄養素をいただきましょう。
強烈な味なので、フルーツを混ぜて
ケールには、独特な苦みと青臭さがあり、味に独特なクセがあります。
青汁やスムージーなどを作るときは、果物などもミックスして 飲みやすくアレンジするのがオススメ。
そしてケールにも様々な品種があり、ジューシーグリーン、スウィートグリーンなどが 飲み物をつくるのに向いています。
ケールの歴史
ケールの歴史は古く、 紀元前から存在したと言われています。
キャベツやブロッコリーなどアブラナ科の野菜は、ケールが品種改良されて生み出された野菜。
ケールはいわば、これらの野菜の祖先となるわけです。
食べやすくするという野菜の進化の過程で 失われてきた栄養素も、ケールには残っています。
群を抜いて栄養素が豊富に含まれているのは、 野生種に近いためです。
美容効果と生活習慣病予防への期待
ケールは「緑黄色野菜の王様」と呼ばれるように 様々な栄養素がたくさん含まれています。
ビタミンB2
炭水化物、脂質、タンパク質の三大栄養素が エネルギーに変わるのをサポートし、代謝を促進。 細胞の再生や成長を促進し、皮膚や粘膜を守る。
ビタミンA
皮膚や粘膜を健康に保ち、 視覚を正常に保ち視力回復を助ける。
ビタミンE
血行を良くして、細胞が酸化するのを守る働き。
ビタミンC
コラーゲン生成に不可欠で、 皮膚や血管、筋肉、骨などを強くし、 強い抗酸化作用がある。
食物繊維
排便をスムーズにし、血糖値の急上昇を防いだり コレステロールの吸収を抑えたりする
カルシウム
骨や歯を丈夫にし、筋肉や神経の働きを正常に保つ。
ケールにはこういった栄養素がたっぷりで、私たちの健やかな体のサポートをしてくれます。
女性に嬉しい美容効果、そして、強い抗酸化作用で、生活習慣病予防も期待できます。
品種
ジューシーグリーンケール
【 特徴 】
青汁やスムージーの原料になるケール。
レッドロシアンケール
【 特徴 】
ケールの中でも葉が柔らかく、軸が赤いのが特徴。 炒めたり、若い葉はサラダでも。
カーリーケールグリーン
【 特徴 】
通常のケールより、クセがなく、生でも食べやすい。 小さく切ってサラダのアクセントなどに。
カーリーケールレッド
【 特徴 】
カーリーケール緑の赤版。通常のケールより、クセがなく、生でも食べやすい。 小さく切ってサラダのアクセントなどに。
野菜ソムリエの産地レポート 〜ケール編〜 準備中
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フードメッセンジャー:藤田 久美子(ふじたくみこ)
野菜ソムリエ
食のオタクの力で食育機会を作り、世界を健康に!
大人&こどもへの食育、イベント企画や運営、講師など、人前でお話しすることが好き♪販売やPRプロモーションなど、お客様とのコミュニケーションも得意です!野菜でパーティー会場装飾「ベジデコ」も行います