生産者・生産風景
私が見つけて感動したジュース『はるか』
こんにちは。フードメッセンジャーの斎藤里織です!
皆さんはどんな果物が好きですか?私はここ数年、柑橘類が大好きです♡
柑橘講座にも数回参加し、家でもこの時期は毎朝のように柑橘類を食べてから
会社に向かいます。
そんな私が、見つけて感動したジュースをご紹介します♪
「はるか」のジュースです!
「はるか」は種があるものの、さわやかな甘さで、私は好きです♪
「はるか」ファンになって2年が経つ私ですが、ジュースはまだ見たことがありませんでした。
なので、見つけた瞬間から嬉しくなってしまいました。
このジュースを見つけたのは、あるイベント会場でした。
そこで販売をしていたのが、生産者である「愛媛グローカル」の岡崎晃裕さんです。
岡崎さんは、はるか以外にも、ひめのつき、温州みかん、いよかん、レモン他、多くの柑橘を作られています。
「はるかのジュースは初めて見ました。とても貴重ですね!」と声をかけたところ、
「そうなんです。はるかのジュースはとても希少なんですよ。はるかは、ジュースにしようと思うと汁の出方が少なく、このビン(720ml)のジュースを作るのに、はるかを3.5キロ分使います」と教えてくれました。
はるか1個を家ではかったところ、155gでした。そうなると、約23個分という計算に
なりますね(@_@;)
そして、岡崎さんの農園で成熟度合いを確認しながら、その年の納得したタイミングで収穫を
されるため、生産量にも限界があるということでした。
だから、希少なのですね〜。
はるか栽培のご苦労についても伺ったところ、まず、枝の多くはトゲに覆われていること、その節々から出ている1cm程のトゲは衣服を貫通するそうです。実際に、岡崎さんの腕には無数の傷がありました。
この話をきいた時、どこかの本にトゲがあると書かれていたことを思い出しましたが、
その時は、生産者さんの立場を考えていなかったことにハッと気づきました。
他にも、はるかを作るのに悩まされている存在があります。皆さん、何だと思いますか?
答えは…イノシシです!
イノシシは1回に何頭も子供を産むため、どんどん増えていき、なかなか対策がしきれないと
いいます。
イノシシも、最初はレモンに似た外見のはるかを食べなかったそうです。しかし、おいしいことに
気付いたのか、ある時から食べるようになり、被害が大きくなってしまいました。
「今、こうして販売をしている間にも、イノシシの被害にあっているかもしれない」と話していました。
生産者さんの話を聞き、はるか生産の裏側に、トゲやイノシシとの闘いがあることを初めて知りました。
岡崎さんは、現在も有機肥料を使いながら生産されていますが、今後は魚の養殖が盛んという土地の
よさを活かして魚かすを使い、海と山の健全な自然環境作りをしていきたいとも話されていました。
これからも、生産者さんの思いを感じながら、大事に味わっていきたいと思います♪
☆アクティブ野菜ソムリエ フードコーディネーター 斎藤里織☆
日本野菜ソムリエ協会HP http://www.vege-fru.com/
フードメッセンジャー:サンロクゴ マーケット(さんろくごまーけっと)
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