食べ方
初めての味わい、そして貴重な果実☆ 「じゃばら」
こんばんは!フードメッセンジャーの斎藤里織です。
あたたかくなってきましたが、ゴールデンウィークはどこかにお出かけしますか?
海を見に行ったり、外で過ごすのも気持ちよい季節ですね〜。
先日、会社の人と花粉症の話になり、「目はかゆいし、肌までかゆいよ〜」と聞きました。
私も以前よりは症状が軽くなってはいるものの、花粉症です。
その話を聞いている時に、思い出した果実がありました。「じゃばら」です。
「じゃばら」皆さんは聞いたことがありますか?
柚子やダイダイ、カボスの仲間といわれています。
そして「じゃばら」は、花粉症の症状が和らぐといわれています。
実際に岐阜大学医学部で研究発表がされていたり、北山村で1000人のモニターにアンケートを
とった所、個人差はあるものの、約半数の人から「鼻が通るようになった」「目のかゆみがとれる」
「薬を飲んでも改善しなかった症状がよくなってきた」という回答があったといいます。
しかも薬と違って副作用がないところも嬉しいですね♪
さて、今回はじゃばらの原産地であり、生産第1位の和歌山県のアンテナショップで、じゃばら商品を
買いました。
今回、じゃばら商品を使って作ったものが「じゃばらサイダー」と「白玉じゃばら」です。
作り方はとても簡単♪
「じゃばらサイダー」は、じゃばら果汁とサイダーを1:4の割合で混ぜ合わせます。
飲んでみると、じゃばらの個性あふれる大人の味のサイダーに仕上がりました。
すっきりしているので、サワーに入れても合いそうです。
「白玉じゃばら」は、家にあった「よもぎ白玉粉」を使ったので、見た目がシブくなっています。
作った白玉に「じゃばらのじゃばじゃ」を載せて出来上がりです!
もっと手軽に味わいたい方は、こちらのドリンクもあります。
今までに全く味わったことのない味でした。柚子とも他の柑橘とも違いますし、何に似てるという表現が
全く出来ない味なのです。気になった方は味わってみてくださいね!
もっと知りたくなり、原産地である北山村観光課に連絡をとり、担当の方に生産について聞いてみま
した。
まず、じゃばらが育つまでには5年位かかるそうです。
そして、以前「はるか」の記事を書いた時は、イノシシの被害に悩まされていると聞きましたが、
じゃばらの場合はどうなのだろう?と思い、尋ねたところ・・・
今回もイノシシが出てきました。他にも、シカやサルの名前が挙がりました。
ただし果実はすっぱいため、全く食べないのだそうです。
新芽を食べたり、枝を折ったりしてしまいます。ネットや電気柵などの対策をしても、くぐりぬけて
しまうため、被害は減らないといいます。
生産者さんが手を尽くし、大変な思いをして作ってくださっていることがわかります。
じゃばらは時期によっては、生の果実も売られています。
昨年は手に入り、ジュースにして飲みました。
種もなかったので、とても扱いやすかったです!
じゃばらの旬は、12〜2月頃といわれています。
もし店頭で、じゃばらを見かけることがあったら、試してみてくださいね♪
☆アクティブ野菜ソムリエ フードコーディネーター 斎藤里織☆
日本野菜ソムリエ協会HP http://www.vege-fru.com/
フードメッセンジャー:サンロクゴ マーケット(さんろくごまーけっと)
365market