読みもの
オクラ
オクラ
【 植物学上の分類 】
アオイ科
【 旬 】
夏
【 用途 】
さっと下茹でしてサラダやおひたしに
【 保存 】
新聞紙に包むかビニールに入れ冷蔵庫の野菜室へ、熱いところで育つ野菜なので冷やしすぎは注意!
【 栄養・機能 】
オクラ独特の粘り成分はガラクタン、アラバン、ペクチンで、整腸作用やコレステロールを下げる働きがあります。またβカロテンは体内でビタミンAに変換、多く含 まれるカリウムは塩分を体外に排出します。
野菜ソムリエの生活豆知識 オクラには大別すると、 「角オクラ」「丸オクラ」があります。 一般に多く出回っているのが角オクラで、さやが五角形のオクラ。 さやが丸い「丸オクラ」もあるんですよ。 沖縄の島オクラが代表的。 (断面写真/左が丸オクラ、右が五角オクラ) ほかにも、角オクラの中でも、八角形の“ダビデの星”なんていうオクラもあります。 またオクラは緑だけではなく、 赤いオクラや、白いオクラも! 赤オクラや白オクラは茹でると緑っぽくなってしまうので、 新鮮なうちに生で食べましょう! オクラの調理方法 オクラは、基本的に下茹でしてからサラダなどに使用します。 小さく切ってから下茹ですると水っぽくなるので、さやごと茹でます。 ガクの部分は切り除いて、塩をまぶして産毛を取り除くようにこすり、熱湯で1〜2分ゆでたら、冷水で冷やします。 塩をまぶしたまま熱湯に入れると、お湯に塩を追加する必要はありません。 栄養素が溶け出してしまうので、冷水に入れたまま長く放置しないようにしましょう。 上の写真のように、新鮮なオクラには産毛があります! また、切り口が黒ずんでいないものを選ぶのがポイントです。 オクラはアフリカ原産といわれ、古くからエジプトなどで育てられていました。 日本に入ってきたのは明治になってからで、英語名の「Okra」から、日本でも「オクラ」と呼ばれるように。 本来熱帯気候では多年草のオクラですが、日本では冬を越せないため、一年草になります。
品種 丸オクラ(写真は島オクラ) 【 特徴 】 断面が丸いさや 五角オクラより大きめのさや 五角オクラよりやわらかく粘りも強い 赤オクラ 【 特徴 】 赤いさや 色を楽しむため新鮮なうちに生で 白オクラ 【 特徴 】 白いさや 緑のオクラよりクセがなく甘みが強い ※参考 左が白オクラで、右が一般にある緑のオクラ 多角オクラ(写真はクリムソン・スパインレス) 【 特徴 】 八角形程度で、太めのさや ※参考 多角オクラの断面写真
野菜ソムリエの産地レポート〜オクラ編〜 茨城県取手市にある岩城農園に行ってきました。 こちらがそのオクラ畑と、岩城さん! オクラの草丈ってこんなに高いんですねー!! 人の背丈を超えて、2メートル近いかな? 岩城さんは、丸オクラの「島オクラ」も栽培されています。 沖縄の島オクラは固定種で、岩城さんも種を自家採取して育てています。 オクラは、節ごとに果実(オクラ)をつけるのですが、収穫し、その下にある葉っぱも切り落とします。 こうして剪定するのは、風通しを良くして、しっかり育つようにするためだそう。 収穫したてやを生でパクリ。 新鮮なオクラって、茹でずに生でもイケるんですよねー! 柔らかくて本当においしい!!! 収穫中のオクラ畑は、まるで林の中に居るみたいです! ひとつの草木から約30個ほど収穫できるそうですよ。 そしてこちらはオクラの花。 何かのお花と似てませんか? そうです!ハイビスカスにそっくり! どちらも同じ、アオイ科なのでお花も似てるんですね。 ちなみにオクラの花も食べることができます。 噛むとやっぱりちょっと粘りがあって、 オクラの風味がするんですヨ。 最後にオクラ畑の前でたたずむ岩城さんのお写真を。 おいしい丸オクラも、岩城さんも大好きです! 産地取材 2016年7月28日 佐々木久美子
野菜ソムリエの生活豆知識 オクラには大別すると、 「角オクラ」「丸オクラ」があります。 一般に多く出回っているのが角オクラで、さやが五角形のオクラ。 さやが丸い「丸オクラ」もあるんですよ。 沖縄の島オクラが代表的。 (断面写真/左が丸オクラ、右が五角オクラ) ほかにも、角オクラの中でも、八角形の“ダビデの星”なんていうオクラもあります。 またオクラは緑だけではなく、 赤いオクラや、白いオクラも! 赤オクラや白オクラは茹でると緑っぽくなってしまうので、 新鮮なうちに生で食べましょう! オクラの調理方法 オクラは、基本的に下茹でしてからサラダなどに使用します。 小さく切ってから下茹ですると水っぽくなるので、さやごと茹でます。 ガクの部分は切り除いて、塩をまぶして産毛を取り除くようにこすり、熱湯で1〜2分ゆでたら、冷水で冷やします。 塩をまぶしたまま熱湯に入れると、お湯に塩を追加する必要はありません。 栄養素が溶け出してしまうので、冷水に入れたまま長く放置しないようにしましょう。 上の写真のように、新鮮なオクラには産毛があります! また、切り口が黒ずんでいないものを選ぶのがポイントです。 オクラはアフリカ原産といわれ、古くからエジプトなどで育てられていました。 日本に入ってきたのは明治になってからで、英語名の「Okra」から、日本でも「オクラ」と呼ばれるように。 本来熱帯気候では多年草のオクラですが、日本では冬を越せないため、一年草になります。
品種 丸オクラ(写真は島オクラ) 【 特徴 】 断面が丸いさや 五角オクラより大きめのさや 五角オクラよりやわらかく粘りも強い 赤オクラ 【 特徴 】 赤いさや 色を楽しむため新鮮なうちに生で 白オクラ 【 特徴 】 白いさや 緑のオクラよりクセがなく甘みが強い ※参考 左が白オクラで、右が一般にある緑のオクラ 多角オクラ(写真はクリムソン・スパインレス) 【 特徴 】 八角形程度で、太めのさや ※参考 多角オクラの断面写真
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フードメッセンジャー:藤田 久美子(ふじたくみこ)
野菜ソムリエ
食のオタクの力で食育機会を作り、世界を健康に!
大人&こどもへの食育、イベント企画や運営、講師など、人前でお話しすることが好き♪販売やPRプロモーションなど、お客様とのコミュニケーションも得意です!野菜でパーティー会場装飾「ベジデコ」も行います