こんにちは!
アクティブ野菜ソムリエ 畑大好きな
森加奈子です。
時間を見つけては、農家さんの手伝いに出かけています。
土いじりが好きなのもありますが、野菜や果物が“植物(生き物)”である状態をみることで、新たな発見や食事の有難さを感じることができるからです。
ここ最近は、毎週末 練馬区三原台の農家さんのところへ
苺の収穫や管理のお手伝いに行っています。
都内で完熟の美味しい苺を届けたい!と昨年末から苺にチャレンジしている若手農家さんのところです。
作業しやすい高さで栽培する高設栽培で、温度管理や養分の調整、水やりまですべて機械で管理しています。
また、自分の手の届く範囲で販売をしているため、完熟にこだわって収穫しています。
ところで、このつぶつぶ、実は
「種」ではないってご存知ですか?
このつぶつぶは
「果実」で、このひとつひとつに種が入っているんですよ。
果実だと思っている赤い果肉部分は、
花托と呼ばれるめしべの土台部分が発達したものです。
土台部分を食べていたなんて驚き‼ですよね。
蜂によって受粉がされると…
この花托が少しづつ肥大していきます
花弁が散りどんどん肥大してきて
次第に赤くなっていくのです。
しかも、このつぶつぶの中の
種 で、苺は子孫を残すのではないのです。
さて、どうやって子孫を残すのでしょうか?
実は、苺は
栄養繁殖 で増えるのです。
※栄養繁殖とは…種や胚から発芽するのではなく、根、葉、茎などの栄養器官から次の世代が繁殖すること。
つまり親の体の一部から、子が生まれると言うことです。
わかりやすいところで言うと挿し木とか、球根の分球とかも栄養繁殖です。
苺はある程度、実を付けると、このようなランナー(ほふく茎)が伸びてきます。
株元から、つるのように伸びてその先に子株を発達させます。
このランナーは親株から少し離れたところに根を下ろし、初めは親株から栄養分をもらって成長していきます。
親と子が繋がっているなんて、なんだか可愛い♪
親の分身が子供になるのです。
しっかり根ついたら、自分の根から養分を吸収して成長します。
ランナーを切ってあげます。
親離れですね(>_<。)
子供は自分の分身のようにかわいい。と新米ママちゃんが言ってましたが、苺は分身ですから
さぞ可愛いいんだろうなぁ…。(´ー`*)
そんな
苺の親心 を思いながら、今週末もお手伝いに行っていきます!
野菜や果物の力を借りて今日も元気にお過ごしください!
◇◆森加奈子◆◇
アクティブ野菜ソムリエ・アンチエイジングアドバイザー・調理師
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